こんにちは♪
きょうは皆さんにご報告があります。
長年温めてきた【色の足し算引き算シーズニングメソッド】特許出願しました💫
本当に誰でも普通に感じてること、
例えば白いシャツを着ればレフ板効果で肌が白く見えるとか 鮮やかな色のドレスを着れば華やかな印象に見えるとか
こんなごくごく普通の感覚、
色彩心理を数値化しただけなんです😉
それを当たり前と思わずに疑問に思い、
実際のパーソナルカラー診断に当てはめて実証していく
この作業を数年繰り返しました。
そうすると
- 診断結果と私の理論がリンクする
- お客様がわかりやすいと納得する
これで自信が付き、特許出願に至りました。
また私のような一個人の発想を真剣に受け止めてくれて、「これはおもしろい!特許取得も夢じゃない」と背中を押してくれた【ミライエ国際特許事務所の植田先生】にも感謝します。
一個人の発想なんてメールを送っても無視されることが多く、そこで挫折してしまうことも正直あるんですよね。
メールを送るとすぐに返信があり、
トントン拍子に事が運びました。
特許が取れれば尚嬉しいけれど
一歩前に進めたことが本当に嬉しく思います😊
ではどんな内容なのか
ご興味のある方だけ読んでくださいね😌
(難しいかもしれないので💦)
今までのパーソナルカラー診断とは全く違った考え方
従来のパーソナルカラー診断では
同じベース同士で調和すると考えられてました。
例えばイエローベースの人にはどんな色でもイエローベースが似合い、ブルーベースの人にはどんな色でもブルーベースが似合うという考え方です。

だから似合うシーズンが決まると、そのシーズンだけでBestカラーを出すでしょ?実はそれってとってもとってももったいないことなんですよ😓
これは20世紀前半、アメリカのデザイナー「ロバート・ドア」の【色彩調和論】の考え方が強く影響してると言われています。
「ロバート・ドア メソッド:ブルーベース/イエローベース」とは、自然界に存在する色はすべて2つのグループ(ブルーベースカラーとイエローベースカラー)に分けられ、同じグループに属する色同士は調和しあい、別のグループに属する色とは調和しないという配色調和・不調和の原理原則を基にした実用色彩調和システムである。自然の造形物(人間も含む)はすべてこの原理原則に沿った配色調和で構成されており、ブルーベースの配色調和かイエローベースの配色調和で構成されている。調和のとれた配色は、心地よい美観を感じさせ、心理的生理的に「快」の状態をもたらす。
しかし、自然な色空間ではイエローベース、ブルーベースの間には明確な区切りはなく、イエローベースから徐々にグラデーション状にブルーベースに移り変わっているということは誰もが認めているところです。
これはPCCSの色相環を見れば一目瞭然にわかります。
赤でもブルーベース(1:pR)とイエローベース(3:yR)の間にはイエローベース・ブルーベースのどちらとも分けがたいニュートラル(2:R)が存在する(*赤以外の他の色でも同じことが言える)





つまり、今までイエローベースかブルーベースに振り分けられていた「ニュートラル」というベースが 似合う人は、イエローベースかブルーベースに限定されずに 色の三属性による顔色の見え方によって似合うベースが変わることも多々あるということを発見しました✨
顔色の見え方について
パーソナルカラー診断は「肌が美しく見える色を似合う色と定義」し、 100色以上のドレープという布を顔の下に当てて 色によって顔色がどう変わるのかを見極めていく作業です。
特徴的なのは、イエローベースかブルーベースに分類することが第一に考えられ、 次に明度と彩度、清濁などを考えて 最終的には春夏秋冬といった4分割分類に落とし込むという手法です。
現在ではいろんな手法が開発され、8・10・12・16・20・24分類などもありますが どれも基本の4分割がベースになっています。
ではここで イエローベースとブルーベースの顔色の変化を説明しましょう。
19世紀 アメリカの自然科学者ルードが「現代色彩学」で述べています。
『同じ葉の緑でも陽の当たっているところは明るく見えているだけでなく黄みを帯びて見える。 影になっているところは暗く見えているだけでなく青みを帯びて見える』
イエローベースとブルーベースもこの自然界の色の見えの法則から発展したものです。
つまり イエローベースは肌が黄みを帯びて濃く見え、ブルーベースは血色が引き白く見えます。
肌に血色感が増して健康的に見える人はイエローベースが似合い、 肌が白く透明感が増して美しく見える人はブルーベースが似合うという考え方になります。
ではイエローベースとブルーベースの間にあるニュートラルの人は どんな似合い方をすれば美しいのでしょうか?
それが『足し算引き算』の考え方です。



私は誰でも血色感が増すイエローベースを+(プラス)、 誰でも血色感が引くブルーベースを-(マイナス)と定義付けました。
そうすると単純にその間にあるニュートラルは±0(プラスマイナスゼロ)になります。


ニュートラルの人の似合い方は
血色も増し過ぎない、そして引かれ過ぎない ちょうど真ん中の似合い方がベストとなります。
では今までイエローベースかブルーベースに振り分けられていた色たちを どういう方法でニュートラルに似合う色に導くのかが問題になります。



私はベース以外の色の三属性、明度と彩度に注目しました。
*色の三属性=色相・明度・彩度(パーソナルカラーでは色相を「ベース」と考えます)
色の三属性の色相(ベース)に足し算引き算があるのなら 明度・彩度にも顔色の見え方による足し算引き算があると仮定しました。
ベースでは血色感で足し算引き算と定義したので 明度・彩度でも血色感を増す方を足し算、血色感を引く方を引き算と考えます。 下記の図のようになります。


このように色の三属性を足し算引き算という数式にすることによって ニュートラルの±0(プラスマイナスゼロ)に似合う色を簡単に導きだすことができます。



三属性で考えて「0(ゼロ)」にすればいいのです。
ニュートラルの見つけ方
では イエローベースとブルーベースに分けられている現代のパーソナルカラーを どのような時に「ニュートラル」であると考えたら良いのでしょうか。
現状 パーソナルカラー診断は4分割だけに分けることは困難だと考えられており、 ファースト/セカンドという考え方で似合うシーズンを二つ選ぶ方法が主流になってきました。
似合うであろうシーズンを二つ用意することで、 イエローベース・ブルーベースどちらも似合う「ニュートラル」を表現したかったのかもしれません。
*ファーストとセカンドの関係図参照


似合い方の具体例
1st春×2nd夏
似合う属性:ニュートラル・高明度色
明るい色ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベース(+)の色ではペール・ライトトーンといった 低∼中彩度色(-)の引き算要素の色が似合いますが、 ブライトトーン(+)という高彩度になると ブルーベース(-)の方が似合います。


ペール・ライトトーンといった
低∼中彩度色(-)の引き算要素の色が似合う


ブルーベース(-)の方が似合う
1st夏×2nd春
似合う属性:ニュートラル・高明度色
明るい色ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベースの色ではペールトーンといった 低彩度色(-)の引き算要素の色が似合いますが、 ライト・ブライトトーンという中~高彩度(+)になるとブルーベース(-)の方が似合います。


ペールトーンといった 低彩度色(-)の
引き算要素の色が似合う


中~高彩度(+)になると
ブルーベース(-)の方が似合う
1st春×2nd冬
似合う属性:ニュートラル・高彩度色
鮮やかな色ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベース(+)の色では低∼中彩度色(-)の引き算要素の明清色が似合いますが、 ブライト(+)やビビッド(+)トーンという高彩度になるとブルーベース(-)の方が似合います。


低∼中彩度色(-)の引き算要素の
明清色が似合う


高彩度になるとブルーベース(-)の方が似合う
1st冬×2nd春
似合う属性:ニュートラル・高彩度色・黒
鮮やかな色ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
鮮やかな色が得意と言われていますが 実際にはイエローベース(+)の色では低∼中彩度色(-)の引き算要素の明清色が似合い、 ブライトやビビッドトーンという高彩度(+)になるとブルーベース(-)の方が似合います。
ファーストが冬なので黒が素敵に似合うのが特徴。


低∼中彩度色(-)の引き算要素の
明清色が似合う


高彩度(+)になるとブルーベース(-)の方が似合う
1st秋×2nd夏
似合う属性:ニュートラル・中間色(濁色)
濁色(くすみカラー)ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベース(+)の色では明度が高め(-)のソフトトーンが似合い、 ブルーベース(-)の色では明度低め(+)のダルトーンが似合う。


明度が高め(-)のソフトトーンが似合う


明度低め(+)のダルトーンが似合う
1st夏×2nd秋
似合う属性:ニュートラル・中間色(濁色)
濁色(くすみカラー)ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベース(+)の色では彩度が低め(-)のライトグレイッシュトーンが似合い、 ブルーベース(-)の色では彩度高め(+)のソフトトーンが似合う。


彩度が低め(-)のライトグレイッシュトーンが似合う


彩度高め(+)のソフトトーンが似合う
1st秋×2nd冬
似合う属性:ニュートラル・低明度
暗い色ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベース(+)の色では 彩度中~低め(-)のダークグレイッシュやダークトーン、 濁色のグレイッシュやダルトーンが似合い ブルーベース(-)の色では彩度高め(+)のディープ・ストロングトーンが似合う。


彩度中~低め(-)のダークグレイッシュやダークトーン、
濁色のグレイッシュやダルトーンが似合う


彩度高め(+)のディープ・ストロングトーンが似合う
1st冬×2nd秋
似合う属性:ニュートラル・低明度
暗い色ならイエローベース・ブルーベースに左右されずに似合う。
イエローベース(+)の色では 彩度中~低め(-)のダークグレイッシュやダークトーン、 ブルーベース(-)の色では彩度高め(+)のディープトーンが似合う。


彩度中~低め(-)のダークグレイッシュやダークトーンが似合う


彩度高め(+)のディープトーンが似合う
*実際には似合う幅があるため、多少の誤差はあります。
まとめ
ニュートラルに属する人は
●イエローベースで選ぶのなら明度や彩度での引き算効果を入れると似合う。
●ブルーベースで選ぶなら明度や彩度での足し算効果を入れると似合う。
●高彩度色を選ぶのならブルーベースで引き算効果を入れると似合う。
● 低彩度を選ぶのならイエローベースで足し算効果を入れると似合う。
●高明度を選ぶのならイエローベースで足し算効果を入れると似合う。
● 低明度を選ぶのならブルーベースで引き算効果を入れると似合う。
今までと何が変わるの?
●【ニュートラル】が診断できることが必須になります。
何故ならお客様に本当に似合う色を提供する為です。
ニュートラルに属する人は、足し算引き算でイエベが似合ったりブルベが似合ったりします。
例えば、ニュートラルのスプリングの人はイエローベースの赤よりもブルーベースの赤が似合います。
こんなことも【足し算引き算シーズニングメソッド】で証明できるのです。


●イエベ、ブルベでは同じトーンは似合うはずがない。
よくイエローベースもブルーベースも同じトーンが似合うという診断がありますが、これがそうではないということになります。
例えば、【ブライトサマー=ブライトスプリング】ではないということです。
ブライトサマーの人が同じブライトスプリングの色を使うと、濃すぎて使えないのです。
彩度を低くしたライトスプリングの色の方がしっくりくるのではないでしょうか?


●一つのシーズンに絞ってBestカラーを見つける方法がなくなるかも。
一つのシーズンだけでパーソナルカラーが収るのは、シーズンど真ん中の人だけです。
ど真ん中かどうかを調べる為には やはり全色のドレープをお客様にあてるのが最適です。
全色当ててみて「ど真ん中」だったら「ど真ん中」でいいのです。
全色当ててもいないのに、そのシーズンだけでBestカラーを見つけるのはカラーリストの怠慢かもしれませんね。


最後までお読みいただきありがとうございます💗
【5,500文字】大変だったと思います。
また特許取得できたかどうかは、
こちらのblogで発表させてくださいね。
(4~5ヵ月後だそうです)
コメントはこちら♪
コメント一覧 (2件)
いとこ先生、目からうろこのメゾットです!
お客様に対する自分の診断にも落とし込めるように精進いたします!
ニュートラルカラーのドレープがたくさん欲しくなっちゃいました。
ナツネさん、コメントありがとうございます。
本当に特許取得できたらいいなーと思っています🩷